「忙しくて1on1が形骸化…」を防ぐ|管理職におすすめの“1行メモ”習慣 お役立ちコラム2026.06.02
6月に入り、第1四半期の締めや通常業務に追われる時期になりました。
この時期、管理職の方からよく聞くのが、
「メンバーとじっくり話す時間が取れない」
「1on1が形式的になってしまう」
「評価の時期になると記憶頼りになる」
という悩みです。
4月はしっかりやろうと思っていた1on1も、忙しさの中で徐々に形骸化していく。
これは、多くの職場で起きていることです。
今回は、忙しい管理職でも実践しやすい、
1on1の質を高める“1行メモ”習慣についてご紹介します。
なぜ1on1は形骸化してしまうのか
近年、多くの企業で1on1ミーティングが導入されています。
しかし実際には、
- 雑談だけで終わる
- 業務確認だけになる
- 毎回同じ話になる
- 継続できない
といった課題も少なくありません。
その大きな原因の一つは、
「管理職側に余裕がない」
ということです。
日々の業務、会議、顧客対応、トラブル対応…。
その中で、
- 部下ごとの状況を整理し
- 成長を記録し
- 適切なフィードバックを行う
のは、簡単なことではありません。
1on1を機能させるには「記録」が必要
1on1が形骸化する背景には、
「記憶頼りのマネジメント」
があります。
例えば評価面談の時期になると、
「この半年、何を頑張っていたっけ…?」
「どこが成長していたかな…?」
と過去を思い出しながら評価を書くケースも少なくありません。
しかし、人の記憶には限界があります。
特に忙しい管理職ほど、
- 直近の印象
- 一部の出来事
- 感情的な印象
に引っ張られやすくなります。
これでは、部下の納得感も生まれにくくなります。
忙しい管理職におすすめの「1行ポジネガメモ」
そこでおすすめしたいのが、
「1行ポジネガメモ」習慣
です。
やることは非常にシンプルです。
1on1の直後や、カレンダー予定のメモ欄に、
「事実を1行だけ残す」
これだけです。
具体例
ポジティブメモ
- 「〇〇の資料作成、自発的に進めていて良かった」
- 「顧客説明が以前より整理されていた」
- 「後輩へのフォローが自然にできていた」
ネガティブメモ
- 「報告タイミングが少し遅れ気味」
- 「顧客対応で慎重さに欠ける場面あり」
- 「質問前に抱え込みが見られた」
ポイントは、
「感情」ではなく「事実」を書くこと
です。
なぜ「1行」でいいのか
管理職研修でもよくあるのが、
「ちゃんと記録しよう」と思いすぎて続かないケースです。
立派な育成日誌を作ろうとすると、負担が大きくなります。
しかし、
- 短い
- すぐ書ける
- 負担が少ない
からこそ、継続できます。
そして、1行でも数か月積み重なると、非常に大きな育成データになります。
期末評価とフィードバックの質が変わる
この習慣の最大のメリットは、
「評価とフィードバックの納得感が高まる」
ことです。
例えば、
「なんとなく頑張っていた」
ではなく、
「6月に〇〇ができるようになり、8月には△△にも挑戦していた」
と具体的に伝えられると、部下も
「ちゃんと見てもらえていた」
と感じます。
これは、エンゲージメント向上にもつながります。
1on1の本来の目的とは
1on1は、単なる雑談の場ではありません。
本来は、
- 部下の成長支援
- 行動変容
- 信頼関係構築
- キャリア支援
を目的とした時間です。
だからこそ、
- 小さな変化を見る
- 行動を観察する
- 成長を言語化する
ことが重要になります。
そのために必要なのが、
「記憶」ではなく「記録」
なのです。
まとめ|忙しい時ほど“続けられる仕組み”を
忙しい管理職ほど、
「ちゃんとやらなきゃ」
と思いがちです。
しかし、続かない仕組みは定着しません。
だからこそまずは、
「1行だけ残す」
ここから始めてみてください。
小さな記録の積み重ねが、
- 1on1の質
- 評価面談の質
- フィードバックの質
- 部下育成の質
を大きく変えていきます。
6月は、育成の仕組みを見直す良いタイミングです。
まずは今日、
カレンダーのメモ欄に“1行”残してみてはいかがでしょうか。
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