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管理職が知っておきたい『正解のある仕事・正解のない仕事』の指示の出し方 お役立ちコラム2025.09.24

管理職が知っておきたい『正解のある仕事・正解のない仕事』の指示の出し方

管理職のみなさんに、ぜひ意識してほしい視点があります。
それは、部下に指示・依頼する仕事が「正解のある仕事」なのか、「正解のない仕事」なのかを見極めるということです。


正解のある仕事とは

まず「正解のある仕事」とは、やり方や結果が明確に定義されている仕事です。

たとえば、職場でのあいさつや5S(整理・整頓・清掃・清潔・しつけ)の徹底、マニュアル通りの安全点検など。
「正しい手順」と「求められる結果」がはっきりしている仕事は、100点満点を目指して再現できる状態がゴールです。

この場合、管理職には細かな指導や手順の確認が求められます。
部下が一人で確実に実施できるようになるまで、やり方も含めて丁寧に支援していく必要があります。


正解のない仕事とは

一方で、営業の進め方や販売促進の企画、商品の陳列方法などはどうでしょうか。
これらは一つの「唯一の正解」が存在しない仕事です。

たとえば商品の陳列ひとつを取っても、

  • 「安い商品から並べる」
  • 「高い商品を目立たせる」
  • 「ブランドごとに配置する」

といった具合に、どの方法にも一理あります。
どれが正解かは状況や顧客層によって変わり、事前に断言することはできません。


管理職に求められる役割

このような仕事において、管理職がまず意識すべきは、部下のモチベーションを最大限に引き出すことです。

指示を一方的に与えるのではなく、部下から出てきたアイデアを尊重し、
「自分の提案が認められた」という実感を持たせる。
その喜びや責任感が、結果として売上や成果にプラスの影響をもたらします。

実際、どの方法を選んでも短期的な数字の差は大きくないことが多いものです。
むしろ自分で選んだ方法を試せる環境のほうが、部下が工夫し、成長する余地が大きくなります。


競争と学びを生む仕掛け

もしメンバーの意見が分かれた場合は、それぞれが信じる方法で試してみるのも一つの手です。
管理職が結果をきちんと評価すれば、良い意味での競争が生まれ、部下は「より良い結果を出そう」と前向きに挑戦します。
そのプロセス自体が学びとなり、チーム全体の成長につながります。


まとめ

部下への指示を出す前に、「この仕事は正解があるのか、ないのか」を一度立ち止まって考えてみてください。
正解のある仕事は確実に100点を取らせる指導を、正解のない仕事は挑戦と成長を促すマネジメントを。

この視点を持つだけで、部下の成長スピードも、チームの成果も大きく変わっていくはずです。


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