忙しすぎて育成が後回しになっていませんか?|人材育成とマネジメントの本質 お役立ちコラム2026.01.27
人材育成とマネジメントに必要な「手段の見直し」と「目的意識」
日々の業務に追われる中で、
「やるべきことが多すぎて、振り返る時間がない」
そんな声を現場でよく耳にします。
しかし、忙しさの中でこそ立ち止まることの大切さを教えてくれる寓話があります。
それが「斧を研がないきこり」の話です。
斧を振り続けるきこりの話
あるきこりが、来る日も来る日も一生懸命に木を切っていました。
友人が「大変そうだね」と声をかけると、きこりはこう答えます。
「この木がなかなか切れなくてね。とても忙しいんだ」
不思議に思った友人が近づいてみると、
きこりの斧の刃はすっかり錆びていました。
「少し手を止めて、刃を研いだらどうだい?」
と助言すると、きこりはこう返します。
「そんな暇はない。この木を切るのに忙しいんだ」
忙しさが「改善の機会」を奪っていないか
この話は、多くの職場で起きている現実そのものです。
- 業務に追われ、やり方を見直す時間がない
- 人材育成は重要だと分かっていても後回しになる
- 問題が起きても、根本対策よりも応急処置が優先される
結果として、
生産性が上がらないまま、現場の疲労だけが蓄積していく状態になります。
これは、錆びた斧で木を切り続けている状態と同じです。
人材育成は「斧を研ぐ時間」
マネジメントの観点で見れば、
「斧を研ぐ」とは、人材育成そのものです。
- スキルを磨く研修
- 振り返りの機会
- 1on1やフィードバックの時間
- 業務改善のための対話
これらは短期的には「生産を止める時間」に見えるかもしれません。
しかし長期的には、組織の生産性を高める最も確実な投資です。
育成の時間を削れば削るほど、
現場は「忙しいのに成果が出ない」状態に陥りやすくなります。
もう一つの視点:「何のために木を切っているのか」
この寓話には、もう一つ重要な示唆があります。
それは、
「そもそも、何のためにその木を切っているのか?」
という問いです。
日々の業務に追われる中で、
目的よりも作業が優先されていないでしょうか。
- 何のための会議なのか分からない
- 本来の顧客価値よりも社内都合が優先される
- 数字を追うこと自体が目的化している
目的を見失うと、
人は手段の良し悪しを考えなくなります。
その結果、改善も育成も進まず、
組織は惰性的に動き続けることになります。
マネジメントに求められる役割
管理職やリーダーに求められるのは、
単に現場を回すことではありません。
- 手段が適切かを見直すこと(斧を研ぐ)
- 目的を繰り返し共有すること(なぜこの仕事をするのか)
この2つをバランスよく行うことが、
持続的に成果を出す組織づくりにつながります。
忙しい時ほど、
- このやり方は本当に最善か
- 今の業務は、目的に向かっているか
と問い直す時間を確保することが重要です。
まとめ|止まることは、前に進むための準備
この寓話は、「頑張るな」と言っているのではありません。
より良く頑張るために、
手段を見直し、目的を確認する時間を持てるか
が問われています。
人材育成やマネジメントは、
すぐに成果が見えにくい領域です。
しかし、それを後回しにすると、組織の斧は確実に錆びていきます。
忙しい今こそ、
「斧を研ぐ時間」と「目的を確認する対話」の価値を、
あらためて見直してみてはいかがでしょうか。
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