なぜ部下は、目的を理解して動いてくれないのか|指示は通るのに、心が動かない組織の共通点 お役立ちコラム2026.02.10
部下が動かない理由は「能力不足」ではない
「指示は出しているのに成果が出ない」
「目標は共有しているのに主体性が感じられない」
こうした悩みは、多くの現場管理職が抱えています。
しかし、部下が動かない理由は、必ずしもスキル不足ややる気の問題ではありません。
背景にあるのは、目的共有が十分に行われていないことです。
理念浸透が進まない組織で起きていること
理念やビジョンを掲げていても、浸透していない組織では次のような現象が起こります。
- 数字は追っているが意味を理解していない
- 指示待ち姿勢が常態化する
- エンゲージメントが低下する
- 部門間の連携が弱くなる
理念浸透が進んでいないと、仕事は「作業」になり、主体性は生まれません。
目的共有ができていないマネジメントの特徴
現場管理職のマネジメントでよく見られるのが、
- 「何をやるか」だけを伝えている
- 数値目標のみを強調している
- 期限と手順は明確だが背景を語っていない
これでは、部下は“正しく動く”ことはできても、“自ら考えて動く”ことはできません。
目的共有とは、
業務の背景・意義・価値を言語化して伝えることです。
組織開発における「目的浸透」の重要性
組織開発の現場では、パフォーマンスの差は能力よりも「方向の共有度」で決まります。
目的浸透が進んでいる組織では、
- 判断基準が揃う
- 指示が細かくなくても動く
- トラブル時の対応がブレない
- チームマネジメントが安定する
これは、共通の目的が“判断軸”として機能しているからです。
主体性を引き出す目的共有の方法
では、どうすれば目的は浸透するのでしょうか。
ポイントは3つです。
1.会議で必ず「なぜ」を入れる
「この施策はなぜ必要なのか?」を説明する習慣を持つ。
2.1on1で目的との接続を確認する
「この仕事はあなたにとってどんな意味がある?」と問いかける。
3.成果を目的に紐づけて振り返る
「今回の成果は、会社の理念にどう貢献したか」を共有する。
理念浸透は、掲示物ではなく日常の対話で進みます。
チームマネジメントにおける目的共有の効果
目的が共有されると、チームマネジメントは大きく変わります。
- 部下のモチベーションが安定する
- 指示の量が減る
- 離職リスクが低下する
- チームのエンゲージメントが向上する
目的共有は、結果的にマネジメント負荷を軽減します。
斧を研ぐだけでは足りない理由
スキル研修や制度改革は重要です。
しかし、それは「斧を研ぐ」ことにあたります。
方向が共有されていなければ、
どれだけ斧を研いでも成果は最大化しません。
手段(スキル)と方向(目的共有)の両輪が揃ったとき、
組織は持続的に成長します。
理念浸透は経営課題であり、現場課題である
理念浸透はトップの仕事と思われがちですが、
実際に浸透を左右するのは現場管理職です。
なぜなら、部下にとっての「会社」は、
日々接する上司そのものだからです。
現場管理職が理念を語れるかどうか。
それが組織文化を決定づけます。
まとめ|目的共有ができる組織は強い
部下が動かないとき、
問い直すべきは能力ではなく目的共有です。
- 私たちは何のためにこの仕事をしているのか
- この目標はどんな価値につながっているのか
- 部下はそれを自分の言葉で語れるか
理念浸透と目的共有は、
組織開発の出発点であり、
強いチームマネジメントの土台です。
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