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朝礼で話したくなる人材育成1分間コラム「正解のある仕事・ない仕事」
管理職のみなさんに意識して頂きたいことがあります。
これから指示や依頼する仕事に、正解があるのかないのかということです。
まず、正解がある仕事とは何かということですが
挨拶をすることや、5Sを徹底することなど必ず実践しなければならないことです。
しかも、正しいやり方がしっかりと決まっている仕事のことです。
これは、100点満点の結果にしなければならないことです。
一方、正解のない仕事についてです。
営業のやり方や、販売促進など、何通りものやり方が考えられ
どの方法が正解とは一概に言えない種類の仕事です。
正解のある仕事であれば、自分できちんと実施できるようになるまで
やり方も含めて細かく指導・支援していく必要がありますが
正解のない仕事は必ずしもそうではありません。
例えば、商品の陳列を
ある人は安い商品から陳列した方がいいと言うかもしれませんが
別の人は高い商品から陳列した方がいいと言うかもしれません。
あるいは、価格ではなくブランドごとが良いという人もいるでしょう。
さて、あなたはどのように指示を出せば良いでしょうか。
このような場合は正解はありません。
管理職に求められることは部下のモチベーションを最大限に引き出す方法を
考えることなのです。
おそらく、提案されたどのやり方をとっても
数字上で明らかな開きが出てくることはあまりないでしょう。
むしろ、部下は自分の意見が通ったことに喜びのを感じて
売れるように努力する効果の方が
すっと数字に大きな営業を与えるのではないでしょうか。
正解のない仕事でメンバーの意見が分かれた時は
できればそれぞれが信じる方法でやらせてあげるのがベストでしょう。
そして、どちらがよりよい成果が出ているのかを
管理職のみなさんがきちんと評価すれば
そこに良い意味での競争が生まれ、部下も大きく成長していくはずです。
株式会社ビジネスグランドワークス