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朝礼で話したくなる人材育成1分間コラム「仕事と作業の違いを理解する」
なんでも上司の指示を仰いで
教えてもらおうとする人が多くると感じます。
こういう人は一見
「ホウレンソウ」
すなわち、報告、連絡、相談のうち
いつも相談しているようで好ましいように思われがちです。
本当にそうでしょうか。
相談とは、大事な局面や失敗しそうなときに
アドバイスや判断を仰ぐことであり
つねに指示を仰ぐのは
たんなる“指示待ち人間”でしかありません。
そもそも、教えることで社員は育ちません。
もちろん、会社の規則、伝票の書き方、システム操作方法などは
きちんと教えなければいけません。
しかし、お客様に対して、どのようにご提案していくか等という仕事は
手とり足とり教えるだけは身につかないと思います。
自分自身で相手がどのように喜んでくださるか
そのことを真剣に考えなければ
いつまでたってもほんとうの仕事はできないでしょう。
ビジネスでは、成功するための公式はありません。
算数のように、計算を正しく行えば正解が出ることもありません。
正解にできるだけ近づくために、
自分で考えなければならないのです。
上司も「これが正解を求める方法だ」という指示を出すことはできません。
相談されたとしても、すこしずつベターなやり方を見つけるための
アドバイスをすることしかできないのです。
気をつけなければいけないのが
“作業”と“仕事”は本質的に違うということです。
作業はおしえられたことを
その通りにやることです。
仕事は、会社で進められている事業のシステムを
すこしでも改善していこうとすることです。
これは自分が所属する部署の事業だけに限りません。
たとえ他部署のことであっても、
会社にとってプラスになること、
お客様に喜んでもらえることを提案し、
実行するのが仕事です。
仕事のやり方まで先輩や上司に教えてもらおうとする人は、
仕事をまだ作業としてとらえているレベルなのです。
株式会社ビジネスグランドワークス