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【コラム】「Learning by doing」

仕事を通じて指導者が教えなければいけないことは大きく分けて2つあります。

一つは、仕事の知識やテクニックをはじめとした“業務遂行スキル”です。

もう一つは、仕事や人の見方、ご自身の振るまい、根底にある考え方などの

“ヒューマンスキル”です。

当社のコンテンツである7つの習慣では“個性と人格”で表現しています。

“業務遂行スキル“は職場で身につけさせますが、“ヒューマンスキル”は

職場と切り離したほうが身につきやすいと言われています。

 

本来は、職場で両方の指導育成ができれば良いのですが、なかなか上手く

いかないのが実情ではないでしょうか?なぜなら、前者は効率(スピード)を求め、

後者は効果(敢えて時間がかかること)を求める難しさがあるからと思います。

 

また、上司はバランス良く指導をしなければいけませんが、

自分でも大きな仕事を抱え、期限が迫った仕事に追われ、数字で結果を

求められる状況では業務のことは教えられても、根底にある“考え方”まで

教える余裕がありません。

 

とするならば、いっそのこと“2つの指導”を同時に進めていくしかないのです。

参考までにその5ステップをご紹介しておきます。

 

① 仕事の目的(期待)を理解させる

② 育成(どうすればできるかを教える、考えさせる)

③ 実行する(任せる)

④ ①~③を繰り返す→できないのであれば、①~③に問題がある。

⑤ 承認(ほめる)

 

「仕事をしながら育成し、育成しながら仕事をする」これがリーダーのお仕事です。

簡単なことではありません。しかし、やらなければ何事も始まらないのです。

Human Ability Development ヒューマン・アビリティ・デベロップメント